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うがい薬は歯周病予防に良いの?

投稿日:2022年6月7日

カテゴリ:スタッフブログ

歯磨きは一生懸命しているけれど、うがい薬も使った方が良いのでしょうか。うがい薬を使えば、歯磨きは手抜きでも大丈夫?ここでは歯周病とうがい薬の関係と、うがい薬の効能、選び方についてまとめています。

うがい薬を使えば歯磨きは手抜きでも良い?

歯磨きが大切なことはわかっているけれど、歯周病予防にはどうやらうがい薬も良さそうだな、と思ったことはありませんか。時間をかけて歯磨きするよりも、うがいするだけの方が簡単です。もしうがい薬でも歯周病予防ができるなら、簡単な方が良いですよね。

実際のところ、どうなのでしょうか。 結論から言うと、答えは「いいえ」です。なぜなら、歯磨きとうがい薬では汚れへのアプローチの仕方が異なるからです。

歯磨きは「こすって落とす」もの。うがい薬は「化学的な作用で落とす」もの。それぞれ役目が違いますから、どちらか一方だけでは両方を補うことはできません。うがい薬を使う場合でも、歯磨きはしっかりとしましょう。

うがい薬にはどんな効果があるの?

うがい薬には、どんな効果があるのでしょうか。様々なうがい薬が販売されていますが、主な効能は「歯周病予防」「虫歯予防」「口臭予防」などです。歯周病菌や虫歯菌への殺菌作用のある成分を配合しているため、お口の中を清潔に保つことができます。また継続して使うことで、お口の環境も良くなっていきます。 他にも、お口の渇きが気になる時にお口の中を潤してくれるうがい薬もあります。

うがい薬の選び方

うがい薬にはたくさんの種類がありますが、どのようなものを選んだら良いのでしょうか。 ここでは歯周病に効果があると言われている成分をいくつかご紹介します。

歯の面やバイオフィルムに付着して作用する成分

次の成分は、歯やバイオフィルムに付着することで抗菌作用を発揮したり、歯垢(プラーク)の再付着を抑制する成分です。

①グルコン酸クロルヘキシジン 

②塩化セチルピリジニウム 

③塩化ベンゼトニウム

バイオフィルムに浸透して作用する成分

これらは、前述した成分のように付着はしませんが、短時間に殺菌性がある成分です。

①ポピヨンヨード 

②エッセンシャルオイル 

③トリクロサン

いずれの成分も含まれる量は少ないですが、アレルギーや過敏症などの副作用の報告もあります。初めて使う時には注意していただくこと、そして必ず決められた量は守るようにしましょう。また刺激が少なく使いやすい「ノンアルコール」のものと刺激の強い「アルコール」含有のものがありますが、高濃度のアルコールはお口の中が乾燥してしまうことがあります。お口の乾燥は歯周病や虫歯のリスクの一因となりますので、お気をつけください。

歯周病予防にうがい薬を上手に活用しよう

歯周病予防のためにうがい薬を使用することは、おすすめです。しかし最初にお伝えした通り、うがい薬だけで歯周病を予防することはできません。基本である歯磨きをしっかりすることや、歯周病を寄せ付けない生活習慣なども大切になります。

とはいえ、時には歯磨きの時間を長く取れない場合や、歯磨きが難しい時もあるでしょう。

そのような時は仕方ないからと何もしないのではなく、うがい薬でうがいだけでもするようにしてみてください。何もしないよりもお口の環境を良くすることができます。

歯周病は「沈黙の病気」と言われるほど、自覚症状がないうちに進行していく病気です。歯科医院での定期的な検診やお口のお掃除と合わせた、日々のコツコツとしたセルフケアの積み重ねがあって、初めて予防することができるのです。ぜひ、あなたも取り入れてみてください。

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